平成20年10月24日 フィリピンミンダナオ島で活動を行っている講師を招いた講演会(国際理解授業)が開催されました。
〜ようこそミンダナオ島子ども図書館へ〜
1学期は「難民を助ける会」という難民救済、支援活動をしているNGO団体による学校プロジェクトの方に来ていただいて、地雷除去、緊急支援、などの活動について、実際の地雷などを手に取りながら、お話をうかがいました。また水の大切さについても再確認させられました。
今回は、マニラから1時間ほど離れたミンダナオ島で孤児院と子ども図書館を運営している松居 陽氏が日本に来日され、お話をうかがうことになりました。
松居さんは福音館書店の創設者の息子さんで、編集者としても活躍されていました。絵本「おひさまのくにへ」や、「サンパギータの白い花−ミンダナオからの新たな旅立ち−」などの著書もあります。ミンダナオ子ども図書館での体験が行き場を失い、生きる意味をなくしかけている日本の若者や中高年を勇気づけると言う意味でも、ミンダナオ子ども図書館は門戸を開きそうした日本やアメリカなど、落ち込んでいる先進国の若者たちの受け皿になろうと、 松居さんは、各地を回って、講演をしています。
経済的には貧しいが、心は豊かな国だから、経済的には豊かだが、心は貧しい国の若者と互いに分かち合えばいい。そんなメッセージをみなさんに伝えたいという松居さんのミンダナオ子ども図書館での体験を是非感じてください。
貧しいからといって、必ずしも不幸とは限らない
私たちの生活のほうが、豊かな国の人々の生活よりも
はるかに美しいと感じるときだってある。
けれども、どうにもならないのが、
お金が無くて学校に行けないとき
病気になっても病院に行けないとき・・・
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