2009年2月13日(金)
総合授業で、松野敦子さんによる「語りの世界」が行なわれました。
〜生の声に耳をすませ、内なる自分のイメージを広げる〜
「語りの世界」
本を読むことによって子どもは成長し、また子どもの自己表現力、人との付き合い方、挫折を乗り越える力が養われるのではないでしょうか。そんな中、読書が役立つのではないかということで、今回は松野敦子さんを迎えて、物語から読み込んだ「語りの世界」を皆さんに体験してもらうことになりました。
●人の生の声で語られる物語は、子供たちの身体の真ん中に生きる力を蓄え、自らを創り上げていく力を届けていきます。
●人と人の絆が希薄となっている現代だからこそ、人と人とをつなぐ力のある「語りの世界」を子供たちに体感してほしいと思います。
【主な演目】
?「ネズの木のはなし」 グリムの昔話
2000年以上前から語り継がれてきた原始宗教的名残りのある、魂を浄化する力のある昔話。 昔話には、弱い者は必ず成長して成功する、善なるものは必ず悪を打ちまかすというシンプルで力強いメッセージがかくれています。 それは、人々が長い間何世代にもわたって語り継いできた、生きる知恵の詰まった物語です。
?「山にさらわれた人の娘」 ウテルダール作
親子のつながりとは何か?血縁か、育ての情か?さまざまな角度から、気持ちを寄せられる作品です。
松野敦子 プロフィール
東京大学経済学部卒業後、会計士の仕事をする傍ら、「語りの会」の活動に魅せられる。子ども3人。
現在、語り手尾松純子さんの主宰する「おはなし夢夢」に所属。「夢企画・大田」を主宰し、地域の人々に心に響く語りの世界を届ける活動をしている。
咋年3月には、第4回「尾松純子語りの世界」を企画・主催。 小学校、保育園、老人ホームなどにおはなしを届けている。
月1回、親子でたのしむおはなし会を開催。
この他、0歳から大人まで、依頼があれば語りを届けている。
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